2019年6月 The Light of Knowledge 知恵の光


The Light of Knowledge 知恵の光
om. asato mā sad gamaya tamaso mā jyotir gamaya, mṛtyor mā amṛtaṁ gamaya. oṁ śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ.オーム アサトマー サッガマヤタマソーマ ジョーティルガマヤームティヨルマー アムルタン ガマヤーオーム シャンティ シャンティ シャンティ
Lead me from the unreal to the real, from darkness to light, from death to immortality.Om peace peace peace.私を非現実から現実へ、暗闇から光へ、死から不滅へと導いてくださいオーム 平穏 平穏 平穏(from Bṛhadāraṇyaka Upaniṣad ブラダランヤカ ウパニシャッドより)

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2019/5 Our Interconnectedness and the Environment 私たちの相関性と環境

oṃ bhūr bhuvaḥ svaḥ tatsaviturvareṇyaṃ bhargo devasyadhīmahi dhiyo yo naḥ prachodayātオム ブール ブバハ スワハ タットゥサヴィトゥールヴァレーニャム バハルゴー デヴァシヤディヒーマヒ ディヒーヨー ヨー ナハ プラチョーダヤートゥ地球宇宙天空。私たちは輝きの源の神聖な光に瞑想する。それによって私たちの心と思考が神聖になりますように。– ガヤトリマントラ、訳マノラマ・ディアルヴィア、音エイプリル・デヒャガス

abandon.comに収録されているアメリカシロゴヨウというアメリカの北西部に生息する木について書かれている「What Do Birds Do For Us(鳥が私たちにしていることは何か)」というタイトルのエッセイでベリー・ヨーマンは、人間と他の動物は相互に信頼関係にあると書いています。アメリカシロゴヨウの種は灰色クマや黒クマの食物となります。木々の集団はシカやヘラジカ、体格の大きな鳥の住まいとなります。アメリカシロゴヨウは上にまっすぐに伸びるので飲料水の供給を保護するのに効果的です。山が育まれることは本質的な水の塔なのです。つまり、私たちがニューヨークシティで建ち並ぶビルの屋上に見る水塔と同じなのです。木の根は土を支え、浸食や雪崩から保護します。木の根は山がバラバラになる事をせき止めているのです。天蓋による日陰は春の雪解けを遅くし、雪解けによる洪水を防ぎます。たった一羽の鳥がアメリカシロゴヨウの種を分散させるのです!たった1羽!この鳥はハイイロホシガラスと呼ばれます。カラスの類で黒白をした羽を持ちます。ハイイロホシガラスは長いクチバシをしていて松かさの種を取り出すことが出来ます。この鳥も種を食べるほか、喉の後ろに種を貯めておくことが出来ます。そしてそれを木が再び育つように的確な場所に植えるのです(!)深いところに(!)再生:山=水の塔、木々=雪崩と洪水からの保護、飲用水の保護、日陰と食料の供給。鳥=木々の再生産、世界が終わることを阻止する。そして人間=これら全ての魔法から利益を得ます。不要な破壊の原因となります。これは、地球上の全てがどのように相関性を持ち相互に補い合っているかを例える一例に過ぎません。ある講義の中で、アラン・ワッツは地球上の全ての物の在り方への考察についてこのように説明しています。人間、花、雑草、鳥、蜂、全ては他の存在があるという理由だけの為に存在している。花は蜂がいるから存在し、蜂は花があるから存在している。南アメリカの熱帯雨林はアフリカの砂塵の為に存在しています。アメリカ北東部の温暖な気候はアメリカ南部に熱帯雨林があるが故存在しています。などなど。不運なことに、人間として大きな絵を見ることを思い出させる存在が必要です。殆どの人が自分の目の前の正誤だけしか見ません。私たちは小さな蜂たちが地球上の食物の70%に受粉をしているという関係性を見ません。私たちは野菜や果物がスーパーへ持ち込まれる為の全ての人間や動物の働きの関係性を見ません。農家、花粉媒介者、収穫者、梱包者、運搬者など。私たちは地球、宇宙、天空の関係性を見ません。私たちは大きな絵を見ず、そしてこう言います。「私は一人です、変化を起こすのに何ができるの?」その無関心が770億人の人間による汚染に広がりそして私たちは問題を抱えるのです。いま驚異となっている地球温暖化が合理的になるにつれて私たちに出来ることは?バガバッドギーターの3章21でクリシュナはアルジュナにこのように伝えます。偉大な人間は事例によって導く世界を超えて他の人が従える基本を作る。以前に私たちはこの言葉について探求したがシャロン・ギャノンの言うように、繰り返しによって魔法は起こされるのです!行動を起こすことは時には大変かもしれない、なので、行動は小さくてもいいのです。あなたの視点を他者に強制する必要はありません。もしかしたら、あなたの住む地域に喫茶店で後ろにいる人があなたの再利用可能なコーヒーマグを見るかもしれません。スーパーへ行ったらあなたのエコバッグを見るかもしれません。お店であなたが豆腐ラップを買うのを、公園のベンチで再利用可能な用具を見るかもしれません。もしかしたらその人たちが自分用に再利用可能な品物を探しに出るかもしれませんし、その出来事が話題になるかもしれません。あなたはあなたの事をして、地球救出を野に咲く花のように広げるのです。アサナの練習は練習が持つ内側の相関性の学びとなります。ターダアサナのアライメント/マウンテンシートはクラスで私たちがするあらゆる他のアサナの中に存在します。(テーチングチップスを参照)全てのアサナは同じ身体的なアライメントを持ちます。ただ、形が違うだけなのです。同様に、この地球上の全て、生物も無生物も同じ要素で構成されていて、ただ形が違うだけなのです。山。地球と言い換えましょう、もまた私たちが知る他の形あるもの全てと相関性をもちます。私たちは人間の形になります。戦士や賢人や聖人です。動物の形にもなります。イヌ、サル、トリ、カエル、魚、虫です。花や木の形にもなります。用具の形にもなります。コンパス、スキ、ボートです。山(地球)は共通の要素です。私たちが無生物であると思っているものも含めてこの地球上全ての物がこの地球から出来ています。私たちの周りのあらゆる人、あらゆる物との有意義で援助的な関係性を相互に持てるかを、ヨガの練習が身体的に、精神的に、そして哲学的に私たちに教えます。ターダアサナ/マウンテンシートはサマスティティヒや平等な起立と言われることもあります。アサナのアライメントは前面と背後、側面と反側面、上と下において平等に均衡が取れています。また私たちも地球と平等に立っているのです。sthira-sukham-āsanam(PYS 2.46)地球との繋がりは安定していて喜びを伴う。
Teaching Tipsティーチングチップス・クラスの冒頭でターダアサナのアライメントを教えましょう。1つか2つのアサナを選んで以下の方法を使ってアライメントを説明しましょう。提案-アライメントが分かりにくいアサナを選びましょう。(座ったツイストや後屈)・アメリカシロゴヨウやハイイロホシガラスのように人間がどのように他の生き物と関与しているのか例をあげましょう。・内的相関性についてのアラン・ワッツによる多くの講義の一つを流しましょう。・ティクナットハーンの相互共存(インタービーイング)を参照しましょう。
ターダアサナ
・両足、前と後ろ、両サイドに均等に重心を乗せ・土踏まずを引き上げる・ふくらはぎの筋肉は大地に向かって引き下げ、脛は後ろへ、脛の外側を互いに向かって引き寄せる・足の下部を下げ、後ろ側、ももは引き上げる(ハムストリング、大腿四頭筋、臀部を引き上げる)外側の腿は外旋、内側の腿は互いに引き寄せる・下腹部は引き込み、引き上げながら尾骨をわずかに下げる。恥骨と尾骨は互いに引き寄せあい、腰骨はニュートラルに。・肋骨は引き上げ身体の内側を長くするように腰骨から引き離す。下部の肋骨はわずかに引き込む。(尾骨を下げることを忘れないように!)・胸骨は引き上げる。(肋骨は引き込みを保持して!)・肩は下げて後方へ。・上腕は外旋、前腕は内旋。・顎は大地と平行に・下半身は大地へ向かって引き下がり、上半身は引き上げる。・全ての関節が積み上げられている。頭は肩の上に、肩は腰骨の上に。腰骨は膝の上に、膝は足首の上に。背骨はそれ自体が完全な状態に。このアライメントを全てに適用していきましょう。

2019年4月 Let your soul be your pilot  魂をパイロットにして

Let your soul be your pilot
魂をパイロットにして

 

「ハレクリシュナ ハレクリシュナ クリシュナクリシュナ ハレハレ、
 ハレラマ ハレラマ ラマラマ ハレハレ」
ラーダーはクリシュナに呼びかける、「私の心をとらえ、私のマインドも、体も魂も、私のすべて、私の全部をとらえた人よ」。クリシュナは愛情を込めて愛しいラーダーをラーマと呼びかける、その意味は「私の女王、私の歓喜」なのだ。――
――魂(ラーダー)と神(クリシュナ)との間で交わされる愛の対話より “2019年4月 Let your soul be your pilot  魂をパイロットにして” の続きを読む

2019年3月 FEED THE BIRDS 鳥に餌を与えよう

yad yad ācarati śreṣṭhas tat tad evetaro janaḥ sa yat pramāṇaṁ kurute lokas tad anuvartate

yat―なんでも ; yat―そしてどちらでも; acarati―彼は行動しますが; sresthah―人々の中で最高の; tat―; あれ; tat―それだけで; eva―確かに; itarah―一般的に、他の; janah―人々; sah―彼; yat―どちらでも; pramanam―証拠; kurute―実行する; lokah―全世界; tat―あれ;  anuvartate―足跡をたどる

賢者やリーダの活動や行動は多くの人々に観察され、真似されながらその志を継がれて行きます。賢者による模範的な行為から設定された基準は世界の国々で従われます。
バガバッドギータ3章21節

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2019年2月 A Slice of Truth  真実の一切れ

A Slice of Truth
真実の一切れ
satyam brūyāt priyam brūyāt na brūyāt satyam apriyam priyam anritam na brūyāt esha dharmah sanātanah
このサンスクリット語の詩はマヌ法典の4章138からの抜粋です。永久の哲学あるいはサナータナダルマ(sanātana dharma:ヒンドゥー教における永遠の意)の要点を要約しています。意味は「真実を言い、スイートなことを言うこと。スイートではないけれど真実であることは言わず、真実では無いけれどスイートなことも言わないこと。これは智慧である」
ヨギーとして、話す時には親切にそして前向きな言葉を使うということを私たちは知っています。私たちは親切で前向きな真実を創造しているのです。暴力、不親切、そして傷つけるような言葉は破壊的なことです。言葉は力を持っているのです。ーシャロン・ギャノン/マヌ法典4章138/オーディオ:キャサリン・ミランダとハリ・ムルクトゥラ “2019年2月 A Slice of Truth  真実の一切れ” の続きを読む

2019年1月Liberation Toolkit 2019 2019年、解放へのツールキット

Tapōbhih Kshīna Pāpānām Shāntānām Vītarāginām Mumukshūnām Apēkshōyam Ātma Bōdhō Vidhīyate
    – verse 1 of Ātma Bodha (Self-Knowledge) composed by Shankaracharya
強い心で悪を打ち負かすことの出来る人、平和な心を持てる人、そして不必要な欲がなく自由を求める人にこの自己の知恵を提示する。– Johnson’s translation, Divine Life Press, Chicago 1910
この“私は誰であるか”と言う自己認識、アトマ・ボダは、タパ(自制心)によって心を浄化させ、平穏な心に満ち溢れ、さらに心が両極のペアー(たとえば個人的な好き嫌いなど両極端な感情)から自由で、ブラフマンを自我として体験したい強い願望を持つ者のために構成されている。
– Shri Brahmananda Sarasvati, March 1968

2018年12月All I want for christmas is my two front teeth クリスマスに欲しいのは前歯2本だけ

All I want for christmas is my two front teeth
クリスマスに欲しいのは前2本だけ
ヤ クンデンドゥ トゥシャラ ハラ ダヴァラ 
ヤ シュブラ ヴァストラ ブリッタ
ヤ ヴィナヴァラ ダンダ マンディタ カラ
ヤ シュヴェタ パドマサナ
ヤ ブラフマチュタ シャンカラ プラブリッティヒール デーバイ サダ ヴァンディタ 
サ ママ パトゥ サラスヴァティ バガヴァティ ニヒシェシャ ジャディヤパハ

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2018年11月 BIG BROTHER IS WATCHING YOU

BIG BROTHER IS WATCHING YOU
ビックブラザー(独裁主義の国家)はあなたを監視しています
yadā yadā  hi  dharmasya  glānir  bhavati  bhārata abhyutthānam adharmasya tadā‘tmānaṁ  sṛjāmy-aham
世界の正義が衰え、不公正が増えるたび、慈悲と思いやりの神がバランスをもたらす為に現れます。
「私達は思考を制御できるので物事も制御します。現実は頭の中にあるのです」ー ジョージ・オーウェルのAnimal Farmより

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2018年 10月AI

yogaś-citta-vṛtti-nirodhaḥ YS I.2
自分の考えや、マインドの変動との同一視を止めたとき、そこにヨガがある。高次な己との同一視、それはサマーディであり、喜びであり、至福、そして忘我である。- ヨガスートラ1章2 シュリ ブラフマナンダ サラスワティによる

2018年 9月 It’s not that easy being green みどりでいるのもそんなに楽じゃない

ハリボル ハリボル ハリハリボル ムクンダ マダヴァ ゴヴィンダ ボル

ハリボル ハリボル ハリハリボル ケシャヴァ マダヴァ ゴヴィンダ ボル

そうだ!賛同します!すべての苦痛を取り除いて自由を認めさせてくれるものに、神聖な親たちを祖先に持つ優しい顔をした子供たちに、その長い髪をたなびかせる神聖な祖先に、信じる者たちに喜びで感動のときめきをもたらす神聖なものに。そうだ!賛同します!

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