今月のテーマ

シュリ クリシュナに献身

Bhaktya tu ananyaya sakya aham eva-vidho arjunaf
jnatum drastum ca tattvena pravestum ca parantapal.

純粋な献身に寄ってのみ、クリシュナの形態と現実を実際に見ることができます

バガヴァッド ギータ XI.54

シュリ クリシュナとは、最も自然な状態。最高の存在を示します。

語源的に “クリシュ” とは存在、”ナ” は至福を意味します。シュリ クリシュナは全てにおいて魅力的であり、バガヴァッド ギータにおいては、“アルジュナ、私より優れているものはなく、私は形態の無いブラフマンよりも優れている”と述べます。

シュリ ヴァラバチャリヤは、“最高のブラフマンとはクリシュナだけである”と述べます。シュリ クリシュナは最高の人間であり、すべての存在の中に聖なる素質として宿ります。シュリ クリシュナのラサ(エッセンス)は純粋な甘露であり、シュリクリシュナを献身する親愛なるバクタ達を満たすのです。

シュリ クリシュナとは、ダンサー、プレーヤー、アクター、夫、牛の牧夫、友人、恋人、そしてフルート演奏家です。アビナヤ(観客に感情を体験するように導く演技法)の専門家でもあります。クリシュナ又は、リーラ(神聖なるドラマ)に触れる全ての者に忘れられない体験を与え、その結果愛と愛着を引き起こし、それに取り憑かれるのです。

 

シュリ クリシュナと彼への崇拝は純粋で神聖なるドラマ(リーラ)です。彼は崇拝者の目覚めの為に聖なるドラマを演じ、指揮をもします。様々な気質の献身者(バクタ)達も、美徳への愛着を共有します。 彼らの心はクリシュナのメロディーにより解放され、ラサの勢いを抑えます。全てはクリシュナがフルートを演奏する場所、ヴィリンダヴァンにて完成されます。

シュリ クリシュナの完璧な自信が、彼の選ぶバクタの心に圧倒的な愛着を起こします。ヴリンダヴァンでは、彼が全てを取り合わせます。彼の魔法にかかる木々や動物たちは悟りを開くのです。ヴリンダヴァンでは全てが幸福を目的としたリーラとして現れます。シュリ クリシュナのフルートのサウンドにより木々が目覚めるのです。

シュリ クリシュナはバクタ(献身者)の気質に応じて姿を現します。シュリ クリシュナはここへ来て、聖なる創造を明らかにし、リーラ(神聖なるドラマ)によりシュリ  クリシュナは理解されます。サットヴィック(純粋な気質)ラジャステック(情熱的)なバクタ(献身者)もいれば、タマシック(頑固)なバクタもいます。シュリ クリシュナは、どんな気質のバクタでも受け入れます。全ての美徳が彼に向けらた時、全ての感情が崇拝となります。バクタの気質そのものが、神へと繋がりを求める燃料となります。この道はとても困難なため、ハリ(クリシュナ)がバクタの気質に合うようにこの世界に舞い降りて来て、魂と遊ぶのです。

 

 

練習において、シュリ クリシュナに辿り着くには如何なる法則にも頼ることはできないとシュリ ヴァラバチャリヤは簡潔に述べます。法則などで捕らえられるような囚人は、神ではないのです。 シュリ クリシュナのムードはいつでも完璧で、彼のエッセンスを得た者は正確に見習うことによって得られました。“ これにより、ヴリンダヴァンのゴピの女性達もシュリ クリシュナを得ました、彼女達は恵まれた優雅な道のグル(師)なのです。

 

シュリ クリシュナへの献身の練習を通して “献身者” へと変化します。ガンジス川へと流れていく下水がガンジスとなるように、優雅な道において、全てを奉仕することにより、全てがシュリ クリシュナとなるのです。:束縛からの自由。献身の段階においては、全てが恵まれた神となります。最初は、微細な感覚としてシュリ クリシュナとは ブラフマンであるという恵まれた理解ができるようになり、その為、シュリ クリシュナへの究極の崇拝に値するのです。そして、特別な関係をもつ願望が生じ、練習を続ける事になります。シュリ クリシュナが願望に応じることにより、ネクター(果物—実った願望)を得ます。

シャム ダス (The path of grace  ページ51-54から抜粋)