2025/9 闇の中の灯台

マルティナ・ダルミナ・フェーブレ  | 20259

(翻訳:akky)

師はブラフマー(創造主)であり、師はヴィシュヌ(維持者)であり、師はシヴァ(完成者)であります。

師は至高の証人、最高のブラフマンであります。

その師に礼拝を捧げます。

 マノラマ訳

私たちの創造は師であり、私たちの命の時間は師であり、試練や病や災難もまた師であります。

師はすぐそばに在り、さらに彼方の彼方にも在ります。

私は謹んで師に供養を捧げます。

無知を取り除き、美しく啓示をもたらす原理として、常に私の内に、そして周囲に存在する師に。

 シャロン・ギャノン解説

この詩句は「グル・チャンティング」として親しまれており、『グル・ストートラム』に収められた美しいシュローカの一つです。『グル・ギータ』という、師への深い献身を歌う聖なる歌から取られています。

近年「グル」という言葉は残念ながら否定的な響きを帯びてしまいました。自己を「グル」と称して人々を傷つけた不幸な事件が原因です。しかし、本来の「グル」が示す意味は純粋で神聖なものであり、知恵と愛の具現です。ここで述べる「グル」とは、闇を取り除く存在であり、決して害をなすことのない、地上に神を映す原理そのものです。グルは個人を通して働くこともありますが、常に私たちの内に、そして周囲に存在しています。

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Aug.2025. Jivamukti Yoga FOTM

イメージの世界

文:モニカ・ジャギ

So’ham – Mahavakyam

I am That.

翻訳:マノラマ

「私たちがただ“あるがまま”でいるのは、なんと難しいことでしょう。
思考する心は、イメージや想像を抱えている間、静かにとどまることができません。
私たちの身体も心も、絶えずさまざまなイメージとともに変化し続けています」
— シュリ・ブラフマーナンダ・サラスワティ『イメージの世界』(1986年1月31日)

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2025.July What is Extreme?-何が極端なのか?

~ Translation by Manorama

アヒムサを通して私たち一人ひとりに世界を変える力があります。
アヒムサ!このシンプルなサンスクリット語の言葉にはあなたの周りの世界をポジティブに変えるもの凄い力があります。
どういうことかって?
まずは基本的な意味を見てみましょう。
それは「非暴力」です。
でも、これをもっと広げてみると、さらに強い意味を持つ類義語が沢山あるのです。それは例えば、親切、思いやり、寛大さ、優しさ、愛情、親しみ、慈善、礼儀正しさ、友情、穏やかさ、心の広さ、人道的、心優しさ、愛に満ちた、マインドフル、同情、配慮、寛容など。

「極端」とは?その言葉は、「非常に高い程度、最大限の強度」などと定義されることが多いですが、アヒムサの実践を通して用いられる基本的な概念は、必ずしもその結果が過激だから極端なのではなく、現代の「普通」からあまりにもかけ離れているためにそう見えるのです。

例えば、「アヒムサ」という言葉を腕にタトゥーで刻むこと(私はした)やヴィーガンになること。
それを「極端」と感じる人もいるかもしれませんが、その一方で動物を育てて食べることに費やすことや動物の苦しみを目の当たりにしても「普通」とみなしてしまうのです。

つまり、何が極端かは自分がどこに立っているかによって変わるということ。
ヨギー達は昔から極端だと思われる選択を実践し、自分と世界をポジティブに変えることに挑んできた人々だったのです。
「極端な言葉」として、ただ読んで理解するだけでは十分には足りません。行動が必要なのです。
私たちヨギは行動を知っているし、毎回のヨガの練習で実践しています。アヒムサ(非暴力)とは、優しく、親切で、思いやりのある行動を選ぶことであり、痛みを伴う行動を控えることでもあります。ヨガとは倫理的、道徳的な生き方に基づく実践です。
そして、アヒムサの実践はヨガの他の要素から切り離すことはできません。
科学と同じように、ヨギも正しい知識に基づいて行動する存在であることが求められています。
さて今月は、私はあなたにチャレンジを提案します。とてもシンプルなものです。

先ほど上記で挙げた「極端な言葉」の中から1日1つ選んでみてください。
そして、その言葉に動詞”Be”をつけて、1日その言葉を意識的に丁寧に体現してみましょう。
次第にあなたは日々の人間関係や出来事の中で小さな変化が起こるかもしれません。
ネガティブなことが少しずつポジティブへと変わっていくのを感じ始めるでしょう。
それはあなたが意識的に意味と力を持って言葉を選び生き始めたということなのです。
私たちはこの非暴力の実践で最初の有益者であることに気づくかもしれません。
他者の向上のために生きることが実は自分自身が向上していることに気づくというなんと素晴らしい結果なんでしょう。
でも、まだ終わりではありません。
私たちはほぼ毎日、食べるという行為を通してもアヒムサを実践する機会が少なくとも3回あるのです。思いやりのある選択、それはプラントベースやヴィーガンの食事を選ぶということです。
最後に、私が好きなメタルバンド「Bring me the Horizon」のボーカルであり、ヴィーガンでもあるオリ・サイクスの言葉を紹介します。
「あるポップアーティストとコラボした時、彼女が僕のことをヴィーガンだと知ってこう言った。
“1番怖そうなメタルヘッズが1番環境に優しいのね”って。
僕が思うにヴィーガンという生き方がメタル界で支持されているのは、それが「極端な思想」だからだと思う。
そして、メタルのように、世界はめちゃくちゃな場所だということを認めて、自分自身を変える必要がある、そして真実から目を背けてはいけないということを意味している。」
【翻訳/空 智英美】

Dance of Differences -違いのダンス

2026.6

vitarka-badhane pratipaksa-bhavanam
(YS 2-33)
ヴィタルカ バダネ プラティパクシャ バヴァナム
心が掻き乱れた時は反対のことを熟考する
(ヨーガスートラ2章33番)

“立ち上がるには、まず身をかがめないといけない”とシャロンとデイビッドはよく言っていました。人生の節目となる様々な局面で他者と共に直接学んだ長い時間は、私にとって心の奥底から胸に刻まれる大切な思い出となっています。先生方が常に私たちを促し、表面下でメインストリームな社会構造の外からより深く見つめるよう促してくれること、人間関係、相互依存、相互の繋がり、そしてこの地球に属しているという先祖代々受け継がれてきた知恵を通して学ぶよう促してくれることに感謝しています。

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AS FAR AS THE EYE CAN SEE 眼で見る事ができる限り by Rima Rani Rabbath (2025.5)

ॐ असतो मा सद्गमय । तमसो मा ज्योतिर्गमय । मृत्योर्मा अमृतं गमय । ॐ शान्तिः शान्तिः शान्तिः ॥
Om Asato Maa Sad-Gamaya |
Tamaso Maa Jyotir-Gamaya |
Mrtyor-Maa Amrtam Gamaya |
Om Shaantih Shaantih Shaantih ||

~ 英訳-マノラマ
私たちを真実でないものから真実へ導きたまえ
私たちを暗闇から光へ導きたまえ
私たちを死から不死へと導きたまえ
平和、平和、平和

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2025.April The Jewel in the Heart of the Lotus蓮の中心にある宝石 by Candida Vivalda

Om mani padme hum オム マニ パドメ フム
「蓮の中心にある宝石へ敬意を表して」
――カランダヴュハスートラによる、最も美しく唱和されるマントラ
マノラマ師による翻訳

私たちの根元的な本質の部分には生まれ持って慈悲の心がある、というのが古代のスピリチュアルな伝統や現代の科学でも見解が一致しているところです。昔であろうと現代であろうと、その客観性にくみすれば、私たちが苦しみに直面した時や、その苦しみを緩和したいと何か行動を起こすモチベーションを感じる時、これから起こるかもしれない未来の苦しみを止めようと先手を打つ時など、それが自分自身のためであっても他の誰かのためであっても、私たちの心の真ん中に湧き上がる慈悲の心は「宝石」として定義してよいでしょう。

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2024/4 CLEAR COMMUNICATION

by Magali Lehners |

maitrī karuṇā mudito-pekṣāṇāṁ-sukha-duḥkha puṇya-apuṇya-viṣayāṇāṁ bhāvanātaḥ citta-prasādanam

心を穏やかでクリアに保つには、幸せそうな人には友好的な態度を、苦しんでいる人には思いやりを持ち、善良な人には喜びを感じ、否定的や残酷に見える人には中立的な態度を取ることが大切です。(PYS 1.33)

人間関係の中で対立は意思疎通の不備からしばしばが生じます。本当の思いを表現することをためらい、潜在的な影響を恐れることで、誤解の種が芽生えます。私たちは役割や正直さの結果について不確かなまま、不安と戦います。そのような瞬間には、明確さは見えなくなり、代わりに部分的な真実や喜ばしい表面が現れます。しかし、この覆い隠された表現こそが、将来の争いの種を蒔くことになるのです。Thich Nath Hanh ティク・ナット・ハン氏が「The Art of Communcation:コミュニケーションの技術」で賢明に伝えるように、「関係の中で、私たちはお互いの栄養源となります。だからこそ、私たちは相手に提供する食べ物を選択しなければなりません。関係を栄えさせることができる食べ物を選ぶべきなのです。」と言います。これは、ヨーガ・スートラ1章33節で、適切な反応を通じて心の平和と明晰さを保つようパタンジャリが私たちを促すこととも共鳴します。

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2024/02

ENJOY THE SILENCE

沈黙を楽しむ

Gate gate paragate parasangate bodhi svāhā

消えて、消えて、真に消えて、極地さえも越える。最も崇高な智慧は全てが落ちて無くなった時に残る。

伝統仏教より

「沈黙は発話よりも効果を成す。沈黙から思考が訪れ、思考からはエゴが、そしてエゴから発話が。それゆえ、もし発話が効果的であったら、根源の存在は果たしてどれだけの効果があるものか。

ラマナ・マハルシ

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2023.9

サントーシャ:何ひとつ欠けていないと思える心の状態

SANTOSHA – THE STATE WHERE YOU ARE MISSING NOTHING

by Camilla Veen |

santoṣād anuttamaḥ sukha-lābhaḥ 

サントーシャード アヌッタマハ スッカ ラーバハ

サントーシャ=心の安らぎを実現することで、ほかに比類のないほどの幸福を手にする

(ヨガスートラ2章42節)

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